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小倉橋

神奈川県_城山町_新旧の小倉橋_story(409)　2006.2.9

今日は、新旧の小倉橋が二重橋のように重なる光景について御案内します。

一昨日から紹介しています相模原市・上大島キャンプ場の諸施設から相模川上流へ徒歩500mほどで、小倉橋の袂に到着できます。
小倉橋（旧）は、幅4.2mで車両のすれ違いが困難なことから、常時渋滞していた橋です。

新小倉橋は圏央道（予定）（さがみ縦貫道路）の城山IC（仮称）に接続する「津久井広域道路」として平成元年(1988)から工事が始まり、平成16年(04)3月6日に完成した道（城山町小倉～川尻：1540m）の一部で、小倉橋の上流100mの箇所に架けられた橋です。





相模川自然の村公園、上大島キャンプ場 、内水面試験場などを擁する上大島から、川沿いの道を上流方向に歩いていると突然現れる景観となりました。

相模原の台地が河岸段丘となっており、がけのような緑地帯が相模川にそって延びていますので、がけの下の道は夏場は緑陰となりたいへん気持ちのよい散策コースです。

新しく出来た橋は長さ410m、幅22mと立派なもので、おおきなアーチの足の部分に垂直に桁が立っており、最上部が展望台となっています。
歩道（両側に幅3m)も完備されているので、徒歩でこの新しい橋の上を歩きながら、相模川の下流や上流方向を眺めるのは最高です。



絵は上大島キャンプ場の桜並木を上流に行った場所で、小倉橋と新小倉橋を眺望（北340°　pm2:48)したものです。
小倉橋の向こう放水路は5kmほど先の城山湖からの引かれて発電された後の放水路です。この放水路からの水で水位を保っている感じです。
左の河原にある建物が発電所です。
あゆ釣り用の舟がり、舟に溜まった雨水を掻き出している光景があり、娘さんが、連れてきた犬と河原で遊んでいました。



事典：
小倉橋
昭和13年に小倉の渡しに架けられました。現在相模川にかかる橋のなかでもっと古いものです。
アーチが４つ重なる独特の造形美から、かながわの景勝50選、相模川八景のひとつとなっています。

新小倉橋
柱とアーチが透過性・・コンクリートの重量感を無くすために、間隙が設けられています。景色が透くように造られています。アーチも２列。車道の上下線で別々のアーチ。橋の高さは水面から約40m。

アーチのスパンは193m、右岸側（絵の左側）が4径間PC箱桁橋（115m)、左岸側がPCTラーメン橋（102m）で全長410m。

参照：
新小倉橋


明日はこれらの橋を見下ろす位置から眺めて見ましょう。